法人向け中古デスクトップパソコンの選び方
法人向け中古デスクトップパソコンの選び方
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事務作業で使うビジネス向け中古デスクトップパソコンを選ぼう
会社で事務作業に使用するパソコンを新調したい、または中古のパソコンを用意したいけれど、あまり詳しくないため、何を選んでよいかわからないと悩んでいる担当者や経営者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
個人向けのパソコン選びでは、持ち運びの可否やデザインなどを優先して選んでも問題ありませんが、事務作業と既に目的が決まっているならば、作業がスムーズに行えるだけの性能を持ったパソコンが必要です。
ここでは、事務作業で使うパソコンを導入する際の選び方や個人向けとの違い、注意点などを解説いたします。
ビジネス向け据え置き型パソコンの選び方
ビジネス向けの据え置き型パソコンを選ぶ際に迷ったら、主に利用目的と設置環境でお考えください。
◇中古パソコンの利用目的を考える
目的に合わないパソコンを選んでしまうと、性能が不足して作業の効率が下がる可能性があります。予算を節約しつつも作業の効率性を高めるなら、目的に沿った性能が確保できるかをお考えください。
社用パソコンの目的として、主に以下の4つが挙げられます。
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ビジネスソフトを使った事務処理
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画像や動画など2Dコンテンツ編集
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Web・アプリ・システムなどの開発
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3D設計、ゲームの開発
パソコンの利用目的において、事務作業は他の用途と比較すると求める性能は高くありません。データの保管や管理、プレゼンテーション資料や表計算ソフトの利用のみなら、メモリは4GB程度あればストレスなく作業できます。
ストレージ(保存容量)の目安は、従業員数にもよるものの、一般的には一台あたり100GBほどで充分です。ストレージの種類では、ビジネスソフトが中心となる通常事務作業ならば、HDDでも不便を感じることはないでしょう。SSDであればより快適になります。
◇設置環境を考える
パソコンを持ち運ぶ必要がなければ、ノートパソコンよりも拡張性の高い据え置き型をおすすめいたします。据え置き型といっても、ミニタイプやパワータイプなど設置する際に必要なスペースは様々です。
・モニター一体タイプ
パソコン本体がモニターに組み込まれているタイプです。モニターが設置できればパソコンの場所を考える必要がなく、セッティングも難しくありません。
・小型タイプ
デスクが広くとれない、設置数が多いなど、あまりパソコンを設置する場所をとれない場合におすすめです。
・ミニタワータイプ
超小型よりも場所は取りますが、他機器の接続やメモリの増設といった応用がきくタイプです。事務作業に使用する予定だが、状況次第でメモリ増設の可能性がある場合は、ミニタワーがおすすめです。
・タワータイプ
ミニタワーよりも場所をとるものの、より高いスペックをもっており、後からカスタマイズして性能を上げられます。動画や画像の編集、3D制作などで処理能力の多いソフトを頻繁に使う場合に向いているタイプです。スペースと予算に余裕があるなら検討してもよいでしょう。
ビジネス用パソコンと個人用パソコンの違い
ビジネス用パソコンと個人用パソコンでは、様々な点で違いがあります。ここでは、ビジネス向けの機能をご紹介いたします。
◇OSのエディションとは
OSが同じwindows10であっても、エディションが異なる場合があります。法人用パソコンにはProというエディションが搭載されることが多く、個人用ではHomeというエディションが使われていることがほとんどです。
◇Proでできること
Pro搭載だと、以下のようなことができるようになります。
・Azure Active Directory
同じ従業員が他のパソコンを使っても同様の環境となるよう、設定やデータなどを個別にAzure(クラウドサービス)で管理できます。
・MDM
パソコンと合わせてスマートフォンやタブレットなども管理できます。紛失時には、リモートで初期化することも可能です。
・アプリや機能の利用制限設定
ビジネス向けの場合、アプリや機能の制限を管理者がカスタマイズしやすいようになっています。従業員によってファイル閲覧や編集の権限設定なども可能です。店舗に設置し顧客が触れる場合にブラウザだけ利用可能にするといった機能制限もできます。
・セキュリティソフトの監視
セキュリティソフトは個人用パソコンにもありますが、ビジネス用の場合は正常に動いているかを監視する機能が搭載されています。特に企業情報を守る大事な役割につながるため、セキュリティは個人用よりも強固です。
◇デザイン
コストを抑える目的もあり、機種の外観デザインの豊富さは個人パソコンよりも少なめです。また、データ保護のため頑丈性はビジネス向けパソコンの性能が高くなっています。
◇価格
価格は製品によっても異なりますが、個人向けパソコンと比べて価格は高い傾向にあります。上記で挙げたようなセキュリティや複数人で使用する想定のシステムになっていること、ハードウェアの性能や耐久性が高いことなどが理由だといえるでしょう。
また購入価格にリサイクル費用が含まれているかも異なる点です。個人用パソコンを使用しなくなった際には、リサイクルしなければなりません。このときメーカーや購入店に無料で回収してもらうという方法もあるので、リサイクル費用が含まれているのです。
一方、ビジネス向けパソコンは、無料リサイクルの対象ではありません。そのため同スペックの個人用パソコンの価格と比べると少々安価になるものの、リース品ではない商品を処分する際には、別途リサイクル費用の負担が必要です。
windows10を選ぶべき?ビジネス用パソコンを選ぶ際の注意点
ビジネス用パソコンの導入準備を進めていると、様々な疑問が出てくることがあります。その1つがOSのバージョンではないでしょうか。新品のビジネス用パソコンを検討するなら、基本的 にはwindows10が搭載されています。しかし、中古パソコンの場合は、必ずしもwindows10であるとは限りません。OSはwindows10より前のものでもよいのでしょうか。
また、ノートパソコンとデスクトップパソコンのどちらにするか、どのようなお店で購入すればよいかなど、悩みは尽きません。下記では、ビジネス用パソコンを選ぶときの注意点やOSの種類、そして購入後の環境整備も含めて解説いたします。
法人向けパソコンを選ぶ際の注意点
法人向けパソコンを購入する際には、必ず事前に使用用途や使用場所などの条件を固めておくことが大切です。例えば、下記のような状況が考えられます。
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不特定の場所でパソコンを使用する
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高度な処理が多い
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複数人で1台のパソコンを使用する
使用する場所が毎回異なる際は、ノートパソコンが向いています。ただし、たびたび使用場所が変わるものの、高度な処理をさせることが多いのであれば、小型デスクトップパソコンが向いているかもしれません。
また、複数人で1台のパソコンを使用するなら、デスクトップパソコンがよいでしょう。放熱しやすい構造であるため、長時間使用しても動作が安定しやすいです。ただし、全員が作業をスムーズに進められるだけの性能が必須です。
◇OSのバージョン
古いバージョンのOSがインストールされていると、サポートが切れている、あるいは近いうちに切れるといった問題が発生します。サポートが切れると、OSの脆弱性が修復されなくなり、セキュリティのリスクが増大します。必ず、最新バージョン(2021年現在はwindows10)をお選びください。
なお、2021年時点において、windows7はMicrosoftのサポートが終了しており、windows8のサポートも2023年1月10日に終了する予定です。
◇お店で購入する際の注意
事前情報を集めてもすぐには商品を決定せず、実際にお店にて情報を集めてみましょう。中古パソコンを扱う家電量販店では、実際に展示品を触れる場合があります。映像はモニターによって変わるものの、性能やキーボードの感触などはチェック可能です。実際に使用する事務ソフトが使えるなら起動してみてください。
◇お店によってもサービスが異なる
購入するお店によってサービスが異なります。例えば様々なパーツも扱っているパソコンショップなら、一般的にはメモリなどを変更しカスタマイズしての購入が可能です。カスタマイズが可能であれば、店員に事務作業の具体的な内容を伝えて、適切な構成をご確認ください。
◇会社への配送方法をチェックしておく
すべてのお店が配送に対応しているとは限らないため、通販の購入ではない場合には配送方法を決めておかなければいけません。配送料がかかる場合は、あらかじめ予算に含めて検討する必要があります。
法人向けパソコンを導入する際の環境整備について
法人向けパソコンを複数台導入する場合、1台ずつセットアップしていくと、膨大な手間と時間がかかります。その場合、マスターパソコンを用意しておくと効率的です。手順としては下記のようになります。
1.コピー元となるマスターを作成する
複数台の導入が完了したらまずは1台、他のパソコンへコピーする元となるマスターパソコンを作成します。マスターパソコンは設定作業の短縮を目的としているため、OSと使用ソフトのインストールおよび各種設定ができている状態です。マスターパソコンの設定ができたら、マスターイメージを作成します。
2.マスターのコピーを他のパソコンへコピーする
マスターイメージが完成したら、個々のパソコンへコピーし、複製していきます。ただしライセンスが個々に必要なソフトを導入する場合には、同じライセンスをマスターからコピーせず、1つずつ設定しなければなりません。
3.各パソコンの個別設定を行う
個々のパソコンへコピーできたら、個別対応が必要な項目を設定していきます。例えば、以下のような作業が必要です。
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ライセンスのシリアル入力
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パソコン名やネットワークの設定
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法人資産管理の番号やシール貼付
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パソコンパーツのカスタマイズ
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指定位置への設置
4.パソコン環境の整備
個々のパソコン設定以外でも下記のような設定や環境を整備します。
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社内ネットワーク確立
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旧パソコンがある場合はデータ引き継ぎや処分
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周辺機器の設定
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メール情報の設定
ひと通り終わったら、パソコンに問題がないかチェックしてください。
使いやすいパソコンを導入して作業効率アップ
事務作業で使用するパソコン選びは、個人向けパソコンの選び方と異なります。セキュリティを重視される、複数人で使用する、クラウドで管理するなどの必要があるためです。これらの要件を満たすためには、最新OSであるwindows10のProエディションを選ばなければならないこともあるでしょう。
導入後に複数台のパソコンを設定する場合、マスターパソコンからマスターイメージを作って、それを複製していく方法が効率的に進められます。
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